ソ連とキューバは戦争していなかった
結論から言えば、ソビエト連邦(ソ連)とキューバが互いに戦争をしたことは一度もありません。むしろ両国は冷戦期を通じて緊密な同盟関係にあり、政治・経済・軍事のすべての分野で強い絆で結ばれていました。
冷戦期における両国の同盟関係
1959年のキューバ革命によってフィデル・カストロ政権が誕生すると、キューバは社会主義国家としてソ連との距離を急速に縮めていきました。ソ連はキューバにとって最大の支援国となり、以下のような形で多大な支援を提供しました。
・砂糖などの農産物を有利な条件で買い取る経済支援
・石油や武器弾薬の供給
・軍事顧問団の派遣および軍事訓練の実施
・インフラや産業開発への投資
1962年のキューバ危機
両国の関係が最も注目されたのが、1962年のキューバミサイル危機です。ソ連はキューバ国内に核ミサイルを配備しようとしたことで米国と対立し、世界が核戦争の瀬戸際に立たされました。この際、ソ連は軍事顧問や技術者をキューバへ派遣しており、両国の軍事的な結びつきの強さを象徴する出来事となりました。
同盟関係の終焉
こうした同盟関係は約30年間続きましたが、1991年のソ連崩壊とともに終わりを迎えました。ソ連からの経済支援が途絶えたキューバは深刻な経済危機に見舞われましたが、それでも両国が戦火を交えることは最後までありませんでした。