ヨーロッパの歴史

第二次世界大戦中、スウェーデンのユダヤ人犠牲者は何人だったのか?

スウェーデンにおけるユダヤ人の犠牲者はゼロ

第二次世界大戦およびホロコーストの期間中、スウェーデン国内ではユダヤ人の死亡は報告されていません。

スウェーデンは両世界大戦を通じて中立を維持し、ナチス・ドイツに占領されなかった数少ないヨーロッパ諸国の一つでした。そのため、ホロコーストによる直接的な被害を受けることはありませんでした。

迫害から逃れるユダヤ人を受け入れた国

むしろスウェーデンは、隣国から逃れてきたユダヤ人難民の避難先となりました。特に1943年には、デンマークでのユダヤ人逮捕計画を知ったデンマーク国民の協力により、約7,000人のデンマーク系ユダヤ人が船でスウェーデンへ脱出し、命を救われたことで知られています。

ヨーロッパ全土では600万人以上が犠牲に

一方、ヨーロッパ全体で見ると状況は悲惨そのものでした。イスラエルのホロコースト記念センター「ヤド・ヴァシェム(Yad Vashem)」によると、ホロコーストによってヨーロッパ全土で600万人以上のユダヤ人が殺害されたとされています。

この膨大な犠牲者数は、ナチス・ドイツが実行した組織的かつ体系的なユダヤ人虐殺政策の規模と残酷さを物語る数字です。スウェーデンのような中立国の存在が、多くの命を守ることにつながったという事実は、歴史の中で重要な教訓として残されています。