ヨーロッパの歴史

ラザニアの起源は?その歴史をたどる

最古の文献記録は14世紀

ラザニアに関する最も古い文献上のレシピは、14世紀に編まれた料理書『リベル・デ・コキナ(Liber de Coquina)』に記録されています。しかし、この料理そのものはおそらくさらに古く、その起源は古代ギリシャや古代ローマの時代にまでさかのぼると考えられています。

古代ギリシャの「ラガノン」

古代ギリシャでは、「ラガノン(laganon)」と呼ばれる料理が食べられていました。これは平たいパスタ生地を茹で、チーズや香辛料を層状に重ねて仕上げるもので、現在のラザニアの原型と言える存在でした。

古代ローマの「ラサヌム」

古代ローマにもよく似た料理がありました。「ラサヌム(lasanum)」と呼ばれたこの料理は、パスタのシートにチーズ、肉、野菜などを何層にも重ねて作られていたそうです。ちなみに、「ラザニア」という名称自体がこの「ラサヌム」に由来するという説もあります。

まとめ

つまり、ラザニアを「発明した」特定の人物は明らかになっていませんが、そのルーツは古代ギリシャとローマの両方に見ることができます。中世イタリアで文献に記録されて以降、長い歳月をかけて改良が重ねられ、今日私たちが知るチーズたっぷりのオーブン焼きラザニアへと進化していったのです。