宇宙時代の幕開け:スプートニク1号から最後の月面ミッションまで
1957年10月4日、ソ連がスプートニク1号の打ち上げに成功し、人類の宇宙探査の時代が幕を開けました。それから1972年に月へ向かう最後の有人ミッションが行われるまでの約15年間、米ソを中心とした各国から数多くの宇宙船が打ち上げられました。ここでは、この激動の宇宙開発競争時代における、特に重要な宇宙船ミッションを紹介します。
ソ連(ソビエト連邦)の主な宇宙船
- スプートニク2号(1957年11月3日):犬のライカを搭載。地球周回軌道に乗った最初の生物となりました。
- ルナ1号(1959年1月2日):月の近傍に到達した史上初の探査機です。
- ボストーク1号(1961年4月12日):ユーリ・ガガリンが人類で初めて宇宙飛行を行い、地球を一周しました。
- ボストーク6号(1963年6月16日):ワレンチナ・テレシコワが女性として初めて宇宙へ旅立ちました。
- ルナ9号(1966年1月31日):月面への軟着陸に成功した世界初の探査機で、月面から撮影した画像を地球へ送信しました。
- ソユーズ11号(1971年6月):宇宙ステーション「サリュート1号」とのドッキングを果たしましたが、帰還時に与圧喪失事故が発生し、3名の乗組員全員が命を落としました。これは宇宙飛行における初の犠牲者となりました。
アメリカ合衆国の主な宇宙船
- エクスプローラー1号(1958年2月1日):アメリカ初の人工衛星として地球周回軌道に投入されました。
- マーキュリー・アトラス6号(1962年2月20日):ジョン・グレンがアメリカ人として初めて地球を周回しました。
- アポロ8号(1968年12月21日):月を周回した史上初の有人ミッションです。
- アポロ11号(1969年7月20日):ニール・アームストロングとバズ・オルドリンが、人類で初めて月面に降り立ち歩きました。
- アポロ17号(1972年12月7日):これまでに実施された最後の有人月面ミッションであり、アポロ計画の締めくくりとなりました。
この15年間は、冷戦下の宇宙開発競争が最も激しかった時代でもあります。ソ連が数々の「世界初」を達成する一方、アメリカはアポロ計画によって人類を月へと送り込みました。これらのミッションの多くは、今日の国際宇宙ステーションや火星探査など、現代の宇宙開発の礎となっています。