汎スラヴ主義が目指したもの汎スラヴ主義(パン・スラヴィズム)の中心的な目標は、中央ヨーロッパおよび東ヨーロッパに居住するすべてのスラヴ系民族、さらにはルシン語やソルブ語を話す人々を、単一の国家として統合(あるいは再統合)することにありました。共通のアイデンティティの保全この運動は、言語や文化に根ざした共通のアイデンティティを守り抜くことを重視していました。分散していたスラヴ系諸民族をひとつにまとめることで、それぞれの民族的特徴を保ちながら、全体としての結束を強める狙いがありました。地域的・国際的な影響力の拡大もうひとつの重要な目標は、統合によって地域的にも世界的にもより大きな力を手に入れること