結論から言えば、フランスはアメリカ合衆国の独立を正式に承認しています。むしろフランスは、世界で最初に(少なくとも主要国としては初めて)アメリカの独立を承認した国の一つなのです。
1778年の同盟条約による正式承認
1778年2月6日、フランス国王ルイ16世はアメリカ合衆国との間で「同盟条約」および「通商友好条約」に調印しました。これにより、フランスはアメリカ合衆国を主権国家として正式に承認したことになります。この条約締結によって、フランスはアメリカ独立戦争に参戦し、イギリスに対抗する形で新国家の支援へと踏み出しました。
交渉を主導した人物たち
この条約の交渉では、アメリカ側からはベンジャミン・フランクリンが、フランス側からは外務大臣シャルル・グラヴィエ(ヴェルジェンヌ伯爵)が中心となって協議を進めました。フランクリンはパリでの外交活動を通じてフランス宮廷の信頼を獲得し、軍事・財政両面での支援を実現させたことで知られています。
イギリスによる正式承認は1783年
一方、当時の宗主国であったイギリスがアメリカの独立を正式に承認したのは、1783年9月3日に調印された「パリ条約」においてです。つまり、アメリカの独立承認という点では、フランスの方がイギリスに先んじていたことになります。
このように、フランスとアメリカの同盟関係は建国初期のアメリカにとって極めて重要であり、今日の両国関係の出発点とも言える歴史的出来事です。