ヨーロッパの歴史

フランス革命期にフランス皇帝は存在したのか?その歴史的事実を解説

フランス革命期に皇帝はいなかった

結論から言うと、フランス革命の時期にフランス皇帝は存在しませんでした。

フランス革命は1789年から1799年にかけて起こった大変革であり、その結果として長く続いた王政(ブルボン朝)は打倒され、フランス共和国が成立しました。つまり、革命の最中および直後のフランスには「皇帝」と呼べる存在はいなかったのです。

革命によって何が起きたのか

1789年のバスティーユ牢獄襲撃を発端とする革命は、絶対王政の権威を急速に揺るがしていきました。1792年には王政そのものが廃止され、翌1793年には国王ルイ16世が処刑されました。

以降のフランスは共和政体へと移行しますが、この時期の国名はあくまで「フランス共和国」であり、「フランス帝国」ではありません。

初代皇帝ナポレオンが登場したのは革命後

フランスに再び君主が誕生するのは、革命がほぼ終息した後のことです。1804年、ナポレオン・ボナパルトが第一帝政を樹立し、自ら「フランス人の皇帝」に即位しました。

このように、フランス革命(1789年〜1799年)とフランス皇帝の存在は時間的に重ならず、皇帝の誕生は革命の結果として、むしろその後の出来事だったと言えます。