ヨーロッパの歴史

世界に巨大な帝国を築いたヨーロッパの国はどこ?7カ国の植民地帝国を徹底解説

世界に巨大な植民地帝国を築いたヨーロッパの国々

大航海時代以降、ヨーロッパ各国は世界中に広大な植民地帝国を築き上げました。ここでは、特に大規模な帝国を持っていた7つの国について、その規模と主要な領土を面積の大きい順にご紹介します。

1. イギリス(英国)

イギリス帝国は歴史上最大の帝国で、最盛期には2,800万平方キロメートルを超える面積を誇り、「太陽の沈まない国」と呼ばれました。インド、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アフリカの一部(ケニア、ナイジェリア、南アフリカなど)、そして世界各地の数多くの領土を含んでいました。

2. フランス

フランス帝国はヨーロッパで2番目に大きな帝国で、最盛期には1,300万平方キロメートル以上に達しました。アフリカの広大な地域(アルジェリア、セネガル、コートジボワールなど)、東南アジア(ベトナム、カンボジア、ラオスからなる仏領インドシナ)、カリブ海地域(ハイチ、グアドループ、マルティニーク)などを支配していました。

3. スペイン

スペイン帝国も世界最大級の帝国の一つで、最盛期には2,000万平方キロメートルを超えました。中南米の大部分、北米の一部、フィリピン、太平洋およびカリブ海の複数の島々を含みます。コロンブスの航海以降、「新大陸」の征服を主導した国として知られています。

4. ポルトガル

ポルトガル帝国も広大で、1,000万平方キロメートル以上をカバーしました。ブラジル、アフリカの一部(アンゴラ、モザンビーク)、インドのゴア、その他アジアや南米のいくつかの領土を含んでいました。大航海時代の先駆者として海洋帝国を築いた国です。

5. オランダ

オランダ帝国は比較的小規模ながら、貿易面で非常に重要な存在でした。オランダ領東インド(現在のインドネシア)、スリナム(旧オランダ領ギアナ)、カリブ海の島々(アルバ、キュラソーなど)を含んでいます。17世紀には「海の馬車」と呼ばれるほど繁栄しました。

6. ベルギー

ベルギーの帝国は小規模でしたが、その影響力は大きいものでした。ベルギー領コンゴ(現在のコンゴ民主共和国)、ルワンダ、ブルンジを領有していました。

7. ドイツ

ドイツの海外帝国は、他のヨーロッパ列強と比べて獲得が比較的遅く、19世紀後半から20世紀初頭にかけて形成されました。ドイツ領東アフリカ(現在のタンザニア)、ドイツ領南西アフリカ(現在のナミビア)、トーゴ、カメルーン、太平洋のいくつかの島々を含んでいました。

これらの植民地帝国は、20世紀半ばにかけて次々と解体され、多くの植民地が独立を果たしました。しかしその影響は、言語、文化、法制度、経済など、現代世界のさまざまな場面に色濃く残っています。