ヨーロッパの歴史

第二次世界大戦中、ドイツは占領されていたのか?

大半の期間、ドイツは「占領する側」だった

第二次世界大戦の大部分において、ドイツ(ナチス・ドイツ)は占領される側ではなく、他国を侵略・占領する側でした。1939年のポーランド侵攻に始まり、フランス、ベルギー、オランダ、ノルウェー、デンマークなど、ヨーロッパの多くの国々がドイツ軍によって占領されました。この時期、ドイツ本国が外国軍に侵入・占領されることはありませんでした。

しかし終戦時には、ドイツ自身も占領された

ただし、戦争末期の状況は大きく異なります。1944年以降、戦局はドイツに不利に傾き、連合国軍は西からアメリカ・イギリス・フランス軍が、東からはソ連軍がドイツ本土へ進攻しました。1945年5月8日、ドイツは無条件降伏を余儀なくされます。

降伏後、ドイツはアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4か国による分割占領下に置かれました。首都ベルリンも同様に4つの区域に分けられました。この占領体制は1949年まで続き、西側3か国の占領地域は「ドイツ連邦共和国(西ドイツ)」、ソ連占領地域は「ドイツ民主共和国(東ドイツ)」として分離し、ドイツは東西に分裂することとなりました。

まとめ

「第二次世界大戦中、ドイツは占領されていたのか?」という問いへの正確な答えは次のとおりです。
戦争の大部分では、ドイツはポーランドやフランスなどを占領する侵略者側でした。しかし、敗戦により1945年に自国が連合国軍に進攻・占領され、その後は4か国による分割統治を経て、東西ドイツに分裂するという歴史をたどったのです。