ヨーロッパの歴史

第一次世界大戦後に中央ヨーロッパで誕生した3つの独立国家とは?

第一次世界大戦(1914年〜1918年)の終結により、中央ヨーロッパを支配していたオーストリア=ハンガリー帝国が解体されました。この歴史的大転換の中で、複数の新しい独立国家が誕生することになります。

その中でも特に重要な、以下の3つの独立国家をご紹介します。

1. チェコスロバキア

1918年10月28日、チェコ人とスロバキア人の民族自決の理念に基づき独立を宣言しました。当時としては先進的な民主主義国家として発展し、1992年まで存続しました(1993年にチェコとスロバキアの二か国へ平和的に分離)。

2. ポーランド

18世紀末以降、約123年間にわたりロシア・プロイセン(ドイツ)・オーストリアによる分割支配を受けてきましたが、1918年11月11日についに独立を回復しました。亡命政府や愛国者たちの長年の運動が実を結んだ形です。

3. オーストリア

ハプスブルク家が統治してきた多民族帝国の解体により、ドイツ語圏の地域だけが残り、共和国として再出発しました。1919年のサン=ジェルマン条約で、独立国家として正式に国際的に承認されています。

これらの国家誕生の背景

これらの国々の独立は、アメリカのウィルソン大統領が提唱した「民族自決」の原則や、パリ講和会議におけるヨーロッパの領土再編の結果として実現しました。旧帝国の解体は、中央ヨーロッパの政治地図を一変させ、20世紀の歴史に大きな影響を与えることとなりました。