ヨーロッパの歴史

ラナルフ・ファインズはなぜ有名?英国が誇る伝説的探検家の偉業と生涯

サー・ラナルフ・トゥイスルトン=ワイカム=ファインズ準男爵(Kt. OBE、DL)、通称ラナルフ・ファインズ(Ranulph Fiennes、1944年3月7日生まれ)は、イギリスを代表する探検家であり作家です。主に極地を舞台とした数多くの遠征を率いるほか、アルプスの難所として知られるアイガー北壁やマッターホルン北壁の登攀も成し遂げています。

「地表移動のみ」で南北両極を訪れた世界唯一の人物

ファインズ最大の功績のひとつが、航空機などに頼らず地表での移動手段のみによって北極と南極の両方を訪れた、史上初めてそして唯一の人物であるという点です。さらに、徒歩による南極大陸の完全横断を世界で初めて達成し、地球の極軸に沿った世界一周にも成功しました。この世界一周は、ギネス世界記録に「極地探検史上最長の連続遠征」として公式認定されています。

20冊超の著書と数々の勲章

探検家としての経験をもとに、ファインズはこれまでに20冊以上の著書を執筆・監修しており、その多くは自身の遠征や探検に関する記録です。その輝かしい業績に対し、極地メダル(Polar Medal)、女王極地メダル、リヴィングストン・メダル、王立地理学会創立者メダルなど、数多くの栄誉が贈られてきました。1983年には極地探検と慈善活動への貢献によりOBE(大英帝国勲章)を授与され、続く1993年には探検分野での功績を讃えられナイト爵に叙せられています。

私生活

ファインズは二度の結婚を経験しています。最初の妻ジニー・ペッパーとの結婚生活は、1993年に彼が咽喉がんと診断された時期に終わりを迎えました。その後まもなくルイーズ・ミリントンと出会い、2005年に再婚しています。最初の結婚では3人の子どもに恵まれました。