ヨーロッパの歴史

テヘラン会議に集結した「ビッグスリー」――ドイツ占領下フランスへの侵攻を話し合った世界の指導者たち

1943年11月、第二次世界大戦の帰趨を左右する重要な会議が、イランの首都テヘランで開催されました。これが有名なテヘラン会議です。

集まったのは連合国の三巨頭

この会議に出席したのは、当時の連合国を代表する三人の指導者、いわゆる「ビッグスリー」です。

  • フランクリン・D・ルーズベルト――アメリカ合衆国大統領
  • ウィンストン・チャーチル――イギリス首相
  • ヨシフ・スターリン――ソビエト連邦の最高指導者

会議の主な議題

テヘラン会議は、米英ソ三国の指導者が一堂に会した初めての会談として歴史に刻まれています。最大の焦点となったのは、ドイツ占領下のフランスへの侵攻作戦、すなわち後に「オーバーロード作戦」として知られることになる上陸作戦の実施についてでした。

この協議の結果、1944年に行われるノルマンディー上陸作戦(DDay)の方針が固められ、ナチス・ドイツに対する西側からの本格的な反攻への道が開かれることになりました。さらに、ソ連が対独戦争終結後に日本へ参戦することなども話し合われ、戦後の世界秩序にも影響を与える重要な合意が交わされました。