グーテンベルクの印刷機が設置された場所
活版印刷術を発明したことで知られるヨハネス・グーテンベルク(Johannes Gutenberg)は、15世紀半ばにあたる1450年頃、ドイツのマインツ(Mainz)という都市に自身の印刷所を設立しました。
なぜマインツだったのか?
マインツはライン川沿いに位置する商業と交通の要衝であり、当時すでに金属加工や貿易が盛んな都市でした。金細工職人としての技術を持っていたグーテンベルクにとって、金属活字の鋳造や機械の製作に必要な素材・職人・資本が手に入りやすい環境だったことが、この地を選んだ大きな理由とされています。
マインツでの偉大な成果
マインツの工房でグーテンベルクは、可動式の金属活字と印刷機を組み合わせた革新的な印刷システムを完成させました。この技術によって、1455年頃には西洋で初めて本格的な活版印刷による書物である「42行聖書」(グーテンベルク聖書)が生み出されました。
それまで写本に頼っていた知識の伝達が一変し、書物が大量に、かつ安価に生産できるようになったことは、宗教改革やルネサンス、科学革命など、後のヨーロッパの歴史に計り知れない影響を与えました。
まとめ
ヨハネス・グーテンベルクが印刷機を設置したのは、15世紀半ばのドイツ・マインツです。この地から始まった印刷革命は、知識を万人へと開放し、世界史の流れを大きく変えるきっかけとなりました。