ヨーロッパの歴史

第二次世界大戦後のドイツは誰が支配した?米英仏ソ4カ国による分割占領の仕組み

第二次世界大戦で敗北したドイツは、戦後、連合国によって国土を四つに分割され、占領・統治されることになりました。それぞれの占領区域を管理したのは、ソビエト連邦(ソ連)、アメリカ合衆国、イギリス、フランスの4カ国です。

ポツダム協定によるドイツ分割

この分割占領の枠組みは、1945年に調印されたポツダム協定に基づいて定められました。同協定では、ドイツ全土を以下のように4つの占領区域へと分けることが決められました。

  • 東部地域: ソビエト連邦が管轄
  • 南西部地域: アメリカ合衆国が管轄
  • 北西部地域: イギリスが管轄
  • 西部地域: フランスが管轄

首都ベルリンも同じく分割

興味深いことに、ドイツの首都ベルリンはソ連占領区域内に位置していましたが、市内も同様に4カ国の管理区域に分割されました。この都市の分断が、後の「ベルリンの壁」建設(1961年)につながる背景となります。

東西ドイツへの分裂と再統一

冷戦の激化に伴い、1949年には米英仏の占領区域が統合されて西ドイツ(ドイツ連邦共和国)が、ソ連占領区域には東ドイツ(ドイツ民主共和国)が成立し、ドイツは正式に二つの国家へと分かれました。この分断状態は約40年間続き、1990年のドイツ再統一によってようやく終わりを迎えました。