ヨーロッパの歴史

革命が終わるまで、イギリスは世界大戦を戦っていたのか?歴史的事実を解説

結論:いいえ、「世界大戦」ではなかった

この質問への答えは「ノー」です。
1920年頃のイギリスは、確かに数多くの国際的な紛争に関与していました。しかし、それらは「世界大戦」と呼べるような、世界的な規模の総力戦ではありませんでした。

イギリスが再び「世界大戦」に巻き込まれるのは、1939年に第二次世界大戦が勃発してからのことです。

革命期のイギリスはどんな紛争に関わっていたのか

第一次世界大戦は1918年に終結しましたが、その後のイギリスは決して平穏だったわけではありません。1920年前後のイギリスは、世界各地で次のような軍事行動や紛争に関与していました。

  • ロシア内戦への干渉(1918〜1920年):ロシア革命後の混乱に乗じて、反ボリシェヴィキ勢力を支援するため軍を派遣しました。
  • 第三次英阿戦争(1919年):アフガニスタンとの間で短期間ながら戦争を行いました。
  • アイルランド独立戦争(1919〜1921年):アイルランド共和軍(IRA)とのゲリラ戦に直面しました。

これらの紛争はいずれも地域的・限定的なものであり、複数の大陸にまたがる国家連合同士が衝突する第一次・第二次世界大戦のような「世界大戦」とは性格が異なります。

なぜ「世界大戦」と呼べないのか

「世界大戦」とは、通常、主要列強各国が陣営に分かれて戦い、戦火が世界中へ拡大するような大規模な戦争を指します。1918年に第一次世界大戦が終わってから1939年に第二次世界大戦が始まるまでの間、つまり所謂「戦間期」において、イギリスが関与した紛争はどれも局地的なものであり、この定義には当てはまりません。

したがって、革命が終わるまでの時期にイギリスが「世界大戦」を戦っていたということはなく、次に世界規模の戦争に参戦するのは1939年の第二次世界大戦勃発時であった、というのが正確な歴史的事実です。