ヨーロッパの歴史

パリ条約でアメリカはどれほどの領土を獲得したのか?その広さと歴史的意義

1783年9月3日に調印されたパリ条約(パリ講和条約)により、アメリカ合衆国はおよそ89万平方キロメートル(約34万4000平方マイル)に及ぶ領土を確保しました。この領土獲得は、独立したばかりの若い国家にとって大きな飛躍となり、その後数世紀にわたる西へ向かう国土拡大の出発点となりました。

パリ条約とはどのような条約か

パリ条約は、1775年から続いたアメリカ独立戦争の終結を定めた条約です。フランス・パリにおいて調印され、イギリスはこの条約によってアメリカ合衆国の独立を正式に承認しました。アメリカ側からはベンジャミン・フランクリン、ジョン・アダムズ、ジョン・ジェイらが、イギリス側からはデイヴィッド・ハートリーが署名しています。

獲得した領土の広さ

条約によってアメリカが手にした領土は、およそ89万平方キロメートル(約34万4000平方マイル)とされています。これにより、新興国家アメリカの国土は大きく広がり、国としての基盤が一気に強化されることになりました。

西進拡大への道が開かれた

この領土獲得の最大の意義は、単なる面積の増加にとどまらない点にあります。ミシシッピ川以東の広大な土地がアメリカのものとなったことで、建国当初の13州にとどまっていた国土の枠組みが大きく広がり、19世紀以降の「西進運動(ウェストワード・エクスパンション)」への道が開かれました。

こうしてパリ条約は、アメリカ合衆国が大陸規模の国家へと成長していくための重要な第一歩となったのです。