ヨーロッパの歴史

冷戦時代のソビエト圏(東側陣営)に属していた国々一覧

冷戦時代(1947年〜1991年頃)、「ソビエト圏」とは、ソ連を中心とする社会主義陣営、いわゆる「東側」に属していた国々を指します。これらの国は、ワルシャワ条約機構や経済相互援助会議(コメコン)などを通じて、ソ連と政治・経済・軍事の各面で緊密な関係を保っていました。以下、地域別に主な国を挙げます。

東ヨーロッパ

  • アルバニア
  • ブルガリア
  • チェコスロバキア(現:チェコおよびスロバキア)
  • 東ドイツ(ドイツ民主共和国)
  • ハンガリー
  • ポーランド
  • ルーマニア
  • ユーゴスラビア

このうちポーランド、東ドイツ、チェコスロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリアは「ワルシャワ条約機構」加盟国として、ソ連の影響下に置かれた典型的な衛星国でした。一方、ユーゴスラビアは1948年にスターリンと対立して以降、非同盟路線を取ったものの、社会主義体制を維持したため東側陣営に数えられることがあります。アルバニアも当初はソ連と同盟関係にありましたが、1960年代には中ソ対立を背景に中国へ接近し、独自の道を歩みました。

中央アジア

  • カザフスタン
  • キルギス
  • タジキスタン
  • トルクメニスタン
  • ウズベキスタン

これら中央アジアの国々は、冷戦当時は独立国ではなく、ソ連を構成する共和国(ソビエト社会主義共和国)そのものでした。1991年のソ連崩壊に伴い、それぞれが独立国家となりました。

その他の地域

  • キューバ
  • モンゴル
  • ベトナム

ヨーロッパ以外では、キューバは1962年のキューバ危機で世界的に注目されたように、米国のすぐ近くにあるソ連の重要な同盟国でした。モンゴルは世界で初めてソ連に承認された社会主義国であり、ソ連との関係が極めて深かった国です。ベトナムも南北分裂を経て統一後、ソ連の強い支援を受ける社会主義国として東側陣営の一員となりました。

このように、ソビエト圏は単一の枠組みではなく、衛星国、ソ連構成共和国、そして同盟社会主義国といった複数の形態から成り立っていました。1989年の東欧革命と1991年のソ連崩壊により、これらの国々は民主化や市場経済への移行など、それぞれ異なる道を歩むことになりました。