1789年から1815年にかけて、フランスは数々の政治体制と指導者の変遷を経験しました。短期間で権力が移り変わった時期もあれば、比較的長く続いた政権もありました。ここでは、その時代ごとの統治機構を順を追って見ていきましょう。
フランス革命期の政治体制の変遷
1789年〜1792年:憲法制定国民議会
革命の発端となった立法機関です。バスティーユ牢獄襲撃を経て、王権に代わる新しい政治の枠組み作りが始まりました。
1792年〜1795年:国民公会
王政が廃止され、第一共和政が成立した時期の立法機関です。この期間中、ルイ16世の処刑や恐怖政治など、革命史上最も激動の時代を迎えました。
1795年〜1799年:総裁政府(ディレクトワール)
革命期における行政機関として機能しましたが、政治的混乱と腐敗が続き、安定した統治を実現できませんでした。
1799年〜1804年:統領政府(コンスラート)
ナポレオン・ボナパルトが主導する執政機関です。ブリュメール18日のクーデターによって総裁政府が倒され、ナポレオンが実権を掌握しました。
1804年〜1814年/1815年:皇帝ナポレオン1世(第一帝政)
ナポレオンは「フランス人の皇帝」として即位し、第一帝政を樹立しました。
革命期の権力闘争と共和政の誕生
1789年から1799年のフランス革命期には、権力が革命派の諸勢力の間で移り変わりました。1793年には国王ルイ16世が処刑され、第一共和政が正式に確立されます。この時期、前述の通り憲法制定国民議会、国民公会、そして総裁政府が相次いで権力を担いました。
ナポレオンの台頭と帝政の時代
1799年、ナポレオン・ボナパルトはクーデター(ブリュメール18日の政変)を起こし、総裁政府を打倒して統領政府を樹立しました。この体制は後に第一帝政へと移行し、ナポレオンは「フランス人の皇帝」として即位します。
ナポレオンの統治は、1814年の最初の退位まで続きました(1815年には一時的に復位する「百日天下」と呼ばれる期間もあります)。彼の支配はフランス革命の終結を意味すると同時に、フランス史における新たな時代の幕開けでもあったのです。