ヨーロッパの歴史

フランス革命後のフランス国王は誰?王政廃止と共和制の誕生をわかりやすく解説

結論から言うと、フランス革命後にフランス国王は存在しませんでした。1792年9月21日、国民公会によって王政は正式に廃止され、ここに「第一共和政(第一フランス共和国)」が成立しました。

王政廃止の経緯

1789年に始まったフランス革命により、国王ルイ16世の権威は急速に失われていきました。1791年のヴァレンヌ逃亡事件で国王への信頼が決定的に揺らぎ、1792年8月10日にはテュイルリー宮殿が襲撃され、ルイ16世は事実上の幽閉状態に置かれました。そして同年9月21日、新たに選出された国民公会が王政の廃止を決議し、翌22日に第一共和政が宣言されたのです。

廃位されたルイ16世のその後

王位を奪われたルイ16世は「国家への反逆者」として裁判にかけられ、1793年1月21日、革命広場(現在のコンコルド広場)で処刑されました。王妃マリー・アントワネットも同年10月に断頭台の露と消えています。

その後のフランスと君主制

ただし、この時点でフランスにおける君主制が完全に終わったわけではありません。ナポレオン失脚後の1814年にはブルボン朝が復活し(王政復古)、ルイ18世やシャルル10世が即位しました。その後も七月王政のルイ・フィリップ、第二帝政のナポレオン3世など、君主を元首とする体制が一時的に復活しています。しかし、1870年の第三共和政成立以降は、フランスに君主は存在していません。

まとめ

フランス革命直後のフランスには国王はおらず、1792年9月21日の王政廃止とともに第一共和政が誕生しました。この出来事は、ヨーロッパにおける絶対王政の時代に終わりを告げる、歴史上大きな転換点となったのです。