ヨーロッパの歴史

第二次世界大戦後のドイツ占領――ソ連はいつまでドイツを支配したのか?

第二次世界大戦後、ソ連が単独でドイツ全体を占領したわけではありません。実際には、ドイツはアメリカ、ソ連、フランス、イギリスという4か国によって分割占領されることになりました。

ドイツは4か国による分割占領へ

1945年5月にナチス・ドイツが降伏すると、連合国はポツダム会談などでの協議を経て、ドイツを4つの占領地域に分割することを決定しました。ソ連は東部、アメリカは南部、イギリスは北西部、フランスは南西部をそれぞれ管理する体制が敷かれました。

首都ベルリンも4つの区域に分割

興味深い点として、首都ベルリンは地理的にはソ連占領地域の内部に位置していましたが、ここでも同様に4か国による分割が行われました。東部はソ連が、西部はアメリカ・イギリス・フランスが管理し、この構図は後の冷戦期における東西対立の象徴となっていきます。

1949年、東西ドイツとして分断国家化

この4か国による占領体制は1949年まで続きました。同年、西側3か国の占領地域を統合した「ドイツ連邦共和国(西ドイツ)」と、ソ連占領地域を基盤とする「ドイツ民主共和国(東ドイツ)」が相次いで成立し、ドイツは正式に二つの国家へと分かれることになったのです。

まとめると、「ソ連はいつドイツを占領したのか」という問いへの答えは、1945年の終戦直後から1949年までの約4年間であり、その範囲はドイツ東部に限られていました。その後も1961年のベルリンの壁建設など分断の歴史は続き、ドイツが再統一を果たすのは1990年のことでした。