ヨーロッパの歴史

FNハースタル4134aとは?|1941年製ベルギー半自動拳銃の特徴とスペックを解説

「Fabrique Nationale de Guerre Herstal Belgique 4134a」は、ベルギーの名門銃器メーカー、ファブリック・ナショナル(FN)が1941年に製造した半自動拳銃です。1910年に登場したFN M1910のバリエーションモデルに位置づけられ、軍用として設計され、第二次世界大戦中にはベルギー軍に支給されました。

歴史的背景

第二次世界大戦中、ベルギーはドイツに占領され、FN社もその管理下で生産を続けました。この時期に製造されたピストルには「Fabrique Nationale de Guerre(戦争工廠)」の刻印が施されており、「4134a」というシリアルナンバーは、まさにこの激動の時代に生産された個体を示すものと考えられています。

主な特徴

4134aはコンパクトな設計が魅力で、3.9インチ(約99mm)のバレルを備えています。使用弾薬は9x19mmパラベラム弾、マガジン容量は8発です。固定バレル方式を採用し、シングルアクションのトリガーメカニズムを持つ点も大きな特徴です。さらに、フレーム左側面には手動セーフティ(安全装置)が配置され、携帯時の安全性にも配慮された作りになっています。

性能と評価

4134aは工作精度が高く、信頼性と命中精度の両面で高い評価を受けてきました。そのため、軍や法執行機関はもちろん、個人防衛用途でも人気を集めています。

主なスペック一覧

  • 重量: 約24オンス(約680g)
  • 全長: 7.5インチ(約190mm)
  • 照尺半径: 5.5インチ(約140mm)
  • 銃口初速: 毎秒1,200フィート(約366m/s)
  • 最大有効射程: 50ヤード(約46m)

まとめ

4134aは、時代を超えて評価され続けてきたクラシックな拳銃です。信頼性・精度・威力を兼ね備え、今日でも多くのシューターから愛され続けています。第二次世界大戦という歴史的背景を持つ本銃は、銃器史の観点からも貴重な存在といえるでしょう。