ヨーロッパの歴史

1800年代後半の労働組織クイズ解説|労働者を組織した試みではなかったのはどれ?

問題

次のうち、1800年代後半に労働組合を結成し、労働者を組織しようとした試みではなかったものはどれでしょう?

a. 労働騎士団(Knights of Labor)
b. アメリカ連邦(American Federation)
c. 鉄道(Railway)
d. ヘイマーケット組織(Haymarket)

正解

正解は b. アメリカ連邦(American Federation) です。

解説

労働騎士団、鉄道(関係の労働者組織)、そしてヘイマーケット組織は、いずれも1800年代後半のアメリカにおいて、労働組合を結成し労働者を組織しようとした試みでした。この問題では、その中で該当しない選択肢として「アメリカ連邦」が正解となります。

労働騎士団(Knights of Labor)

1869年にフィラデルフィアで誕生した労働者団体で、1880年代には全米規模へと拡大しました。熟練工だけでなく非熟練労働者や女性にも門戸を開き、当時最大級の労働組織へと成長した点が大きな特徴です。

鉄道労働者の組織化

鉄道業界では、機関士や車掌など職種ごとの「兄弟団(ブラザーフッド)」と呼ばれる組合が早い段階で組織され、賃金や労働時間の改善を求めて交渉やストライキを行ってきました。1877年の全国規模の鉄道ストライキは、労働者の組織的な力を示す歴史的な出来事として知られています。

ヘイマーケット組織(ヘイマーケット事件)

1886年5月にシカゴのヘイマーケット広場で起きた爆弾事件は、8時間労働制の実現を目指す労働運動と密接に関わっています。この事件はのちの「メーデー(国際労働者の日)」の起源ともされ、アメリカ労働運動史における重要な転換点となりました。

まとめ

19世紀後半のアメリカは、産業の急速な発展とともに、労働者の待遇改善を求める動きが活発化した時代です。労働騎士団や鉄道労働者の組合、ヘイマーケット事件に見られる運動など、さまざまな形で労働者を組織する試みが行われました。この問題は、そうした時代背景への理解を問うものといえるでしょう。