ヨーロッパの歴史

ローマのコロッセオはどこで作られた?建設地と歴史を徹底解説

コロッセオはローマで建設された

コロッセオ(正式名称:フラウィウス円形闘技場)は、イタリアの首都ローマ市内に位置する世界的に有名な古代遺跡です。「他の場所で作られてからローマに運ばれたのではないか」という疑問を持つ人もいますが、答えはNO。コロッセオは紀元70年頃から80年頃にかけて、ローマそのものの土地で建設されました。

建設の歴史

コロッセオは、フラウィウス朝初代皇帝ウェスパシアヌスによって着工され、息子であるティトゥス帝の時代に完成しました。建設地は、先代のネロ皇帝が造営した黄金宮殿(ドムス・アウレア)の敷地内にあった人工湖だったとされており、湖を埋め立てた場所に建てられたといわれています。

建材はどこから運ばれた?

建造物そのものは現地で建設されましたが、使用された建材の一部は周辺地域から運ばれています。外壁などに使われたトラヴェルターレ(石灰華)はティヴォリ近郊の採石場から、その他にもローマ帝国各地から大理石や凝灰岩などが搬入されました。つまり「材料は集められ、建物はローマで作られた」というのが正確な答えです。

まとめ

コロッセオは「どこか別の場所で作って運んだ」ものではなく、ローマの現地で一から建設された古代最大級の円形闘技場です。完成当時は約5万人を収容でき、剣闘士同士の試合や猛獣との戦いなどが繰り広げられました。約2000年の時を経てもなお威容を保つこの遺跡は、現在もローマの象徴として世界中の観光客を魅了し続けています。