古代の歴史

憲兵隊とは?大日本帝国陸軍の軍事警察組織の歴史と役割

憲兵隊とは?大日本帝国陸軍の軍事警察組織の歴史と役割

憲兵隊(けんぺいたい)は、明治時代の1881年(明治14年)に創設された、大日本帝国陸軍における軍事警察組織です。

歴史

憲兵隊は、フランスの国家憲兵(ジャンダルムリー)をモデルとした「憲兵条例」に基づき、1881年に創設されました。当初は軍の規律維持を主な任務としていましたが、次第に国内治安維持機関としての性格を強めていきました。

体制に反対する者を取り締まる秘密警察的な役割も担い、日本国内で最も恐れられる組織の一つとなりました。第二次世界大戦中は東條英機陸軍大将が指揮を執り、終戦後の1945年8月に解散し、その後1947年施行の日本国憲法により正式に廃止されました。戦争犯罪や人道に対する罪への関与が問題視されたことから、「日本のゲシュタポ」と呼ばれることもあります。

この組織の構成員は「憲兵(けんぺい)」と呼ばれていました。

一部の隊員は即決処刑にも関与しており、特に1923年(大正12年)の甘粕事件は広く知られています。また、1940年から1945年にかけてはフランス領インドシナで活発に活動しました。1945年3月9日の明号作戦(仏印処理)以降、日本の降伏までの間、フランス人将兵や民間人に対して戦争犯罪や搾取行為を行ったとされており、これらのメンバーの中には、後にベトミンの指揮下で戦った者もいました。

組織概要

創設:1881年
解散:1945年8月
所属国:日本
忠誠先:大日本帝国
所属:大日本帝国陸軍
種類:憲兵(軍事警察)
人員:約7,500名
管轄:内地では内務省、占領地では陸軍省の管轄下に置かれた

関与した戦争

日清戦争
日露戦争
満洲事変
日中戦争(支那事変)
第二次世界大戦(太平洋戦争)

歴代指揮官

指揮官:東條英機
初代憲兵司令官:福島安正