1929年に始まった世界大恐慌についての記事を書く前に知っておいたほうが良いかもしれないので、前回は企業と証券会社についての記事を書きました。
https://rekisi-daisuki.com/entry/20-04-07-496しかし、大恐慌について話すにはまだ十分ではありません...
そこで大恐慌前の状況を調べてみたいと思います。
激動の 20 年代
大恐慌の前、アメリカには「狂騒の20年代」と呼ばれる時代がありました。アメリカは空前の好景気に沸いていた。
日本では30年ほど前の話なので実際に見聞きしたことがあると思いますが、バブルがはじける前は好景気でした。景気後退で経済が破綻しても、その影響は軽微だ。
ここでは、 そんな「狂騒の20 年代」をご紹介します。 について触れていきます。
第一次世界大戦
1920 年代はまだ 第一次世界大戦 です。 (1914 ~ 1918 年) が終わったばかりの時代。
第一次世界大戦は「連合(協力) 国家」でした。 フランスやイギリスなどヨーロッパを主戦場に。そして「世界大戦の中心国」 ドイツ帝国も含めて」との戦いです。
それぞれの国がどのようなものだったのか見てみましょう。
ヨーロッパの場合
第一次世界大戦前の典型的な国の状況を見てみると...
イギリスの場合産業革命が最初に起こったため、早くから軽工業の中心となり、金融の中心地となった。
フランスの場合- 地理的にイギリスに近いため、イギリス製品が多く流通しています。それは段階的な産業革命でした
- 1870 ~ 1871 年の普仏戦争に敗れ、フランスでは政治的混乱が発生
- 補償金のため、ドイツほどの投資はできませんでした。
ドイツの場合
ドイツは産業革命の遅れから株式会社の基準を緩和し、重化学工業を重視した。
こんな感じでした。ドイツとイギリス・フランス…どちらが戦いで有利になる可能性が高いかは想像できるだろう。案の定、ヨーロッパにはドイツ主体の劇場がたくさんあったと言われています。
同盟国もロシアと戦っていましたが、長期化する戦況に耐えられず、ロシア革命によりロシアは崩壊しました。ドイツ東部(東部戦線)でのロシアとの戦いは自然消滅し、西部に兵力を割いたものの、すでに塹壕が築かれており攻撃することはできなかった。兵站を攻める方針に転換することで戦況は大きく変わる。
米国の場合
第一次世界大戦 欧州の主戦場は欧州であり、米国は当初中立の立場にあった。アメリカの上流階級はイギリス貴族との関係が深いこともあって親連合国であったが、国内事情(アメリカはドイツからの移民が多い移民国家)により中立の立場をとった。
米国では 産業革命 が起きています。 ドイツやフランスと同じような段階です。しかし、広大な土地、労働力や輸送ルートの多様性、安価なエネルギーの獲得などさまざまな要因が重なり、綿産業以外の産業も発展してきました。
中立時であっても軍需品の注文が殺到した。戦前約150年前、国内で3度の大規模な戦闘を経験したアメリカは多額の国債を抱えていたが、その借金さえ返済できるほどの需要があったようだ。
一方、 アメリカはドイツの潜水艦による攻撃(兵站攻撃の一環) 連合国側 でした。 決定した。米国の参加で不利になっていた連合国の士気は回復するだろう。
もちろん、戦争が長期化すればするほど、ヨーロッパの財政負担は増大する。特にイギリスではアメリカの参加が決まった時は金融危機のギリギリの時期でした。
ヨーロッパ諸国は戦争が長引くにつれて戦時公債を増発する。アメリカの国や企業は戦時公債を買い取り債権者となった。 。 ..
※アメリカが第一次世界大戦に参戦した理由は、連合国に貸し付けた戦時公債が返還されない可能性を主に考慮していたといわれています。
激動の 20 年代
1918 年に第一次世界大戦が終結すると、世界の力関係は大きく変わりました。荒廃したヨーロッパを背景に、自国を戦場にしなかったアメリカは相当な力を持っていた。
ジャズやフラッパーズ(現代女性を再定義)など、伝統を打ち破る文化が栄えます。
自家用車、洗濯機、ラジオ、映画etc… 今や欠かせない家電製品などです。 .. 大衆消費財が登場します。レコードはますます一般的になってきており、ジャズの流行に一役買っているようです。
新しいテクノロジーは、家庭内の変化だけでなく、インフラストラクチャーにも広がりました。自家用車の普及に伴い道路建設は不可欠となり、発電所も建設されました。家庭用水道の近代的な下水道の開発と導入により、 「アメリカの繁栄は長く続くだろう」 雰囲気になりますよ。
日本語の場合、「気」の字が経済に使われる場合もありますし、一般人の心理も含まれます。
米国でも「これからも長く繁栄していくだろう」という雰囲気もブームを後押しし、活気に満ちていた。お金を借りて株を買った人も多かったようです。
証券会社の株の売買が増え、米国の株価は一気に上昇した。