古代の歴史

ガエトゥリアとは?北アフリカの古代地域と遊牧民ガエトゥリ族の歴史

ガエトゥリアとは

ガエトゥリア(Gaetulia)は、北アフリカに存在した古代の地域名称です。この一帯には、少なくともローマ時代にはガエトゥリ族と呼ばれる遊牧民たちが暮らしていました。

地理的範囲

ガエトゥリアの境界は必ずしも明確に定義されていませんでしたが、おおよそオーレス山地から西へ大西洋まで続くアトラス山脈の南斜面一帯を含み、南はサハラ砂漠北部のオアシス地帯にまで及んでいました。

ガエトゥリ族の生活と文化

南方の諸民族とは異なり、ガエトゥリ族はベルベル語を話す民族の一つであり、ヌミディアの住民を構成する人々でした。彼らは馬の飼育でよく知られており、獣皮を身にまとい、肉と乳を主食として生活していました。また、彼らの名に関連する唯一の手工業は紫染料の製造だったと伝えられています。

現在この地域に暮らす遊牧民たちは、ガエトゥリ族の子孫である可能性が高いと考えられています。

歴史資料における言及

ガエトゥリ族は、サッルスティウスの『ユグルタ戦記』をはじめ、ストラボンやプリニウスといった古代ローマの文献にも登場しており、当時の地中海世界の人々にその存在が広く認識されていたことがわかります。