ブレーメン(旧公国)とは
ブレーメンは、かつてドイツ北部に存在した旧公国です。ヴェーザー川下流からエルベ川下流にかけての地域に位置し、当時のブラウンシュヴァイク=リューネブルク公国の北西に広がっていました。その面積は約5,200平方キロメートルにおよびました。
大司教領から公国へ
この地域は13世紀にブレーメン大司教領としての地位を確立し、宗教的・政治的に重要な役割を担ってきました。中世ドイツにおいて大司教領は神聖ローマ帝国内で大きな影響力を持つ存在でした。
その後、1648年のウェストファリア条約によって大司教領は世俗化され、スウェーデンの支配下で「ブレーメン公国」として再出発することになりました。
ハノーファーへの帰属
17世紀末から18世紀初頭にかけて北欧の勢力図が大きく変動するなか、ブレーメン公国は1715年にハノーファー選帝侯領(ブラウンシュヴァイク=リューネブルク)の一部となり、以後はその統治下に置かれました。こうしてブレーメン地域は、独立した教会領・公国としての歴史に幕を閉じることとなりました。