古代の歴史

マッケンジー地区|カナダ北部に存在した旧行政区画の歴史と概要

マッケンジー地区とは

マッケンジー(Mackenzie)は、かつてカナダに存在した行政区画(旧郡・地区)です。総面積は約136万6,199平方キロメートルに及び、カナダ本土の北部地域の大部分を占める広大な領域でした。その範囲は西はユーコン準州から東はキーウィティン地区まで広がり、マッケンジー川流域の大部分、グレートベア湖(大熊湖)、グレートスレーブ湖(大奴湖)といった大型の湖沼群も含んでいました。

成立と行政の中心

マッケンジー地区は1895年に設立されました。当時この地域はノースウエスト準州の一部として位置づけられており、行政上の管理はアルバータ州の都市エドモントンから行われていました。これは、カナダ北部の辺境地域を遠隔地から統治するという、当時の連邦政府の方針を反映したものです。

廃止へ至る経緯

マッケンジー地区は1979年に正式に廃止され、約84年間の歴史に幕を下ろしました。現在、かつてマッケンジー地区であった地域の大部分は、ノースウエスト準州の西部一帯として知られています。地名の由来となったマッケンジー川は、カナダで最も長い河川体系の一つであり、探検家アレクサンダー・マッケンジーの業績を記念して名付けられたもので、この地域の歴史と深く結びついています。