表面に朝日を背にした自由の女神、裏面に堂々たる鷲が描かれた1936年発行の銀貨は、「ウォーキング・リバティ・ハーフダラー(Walking Liberty Half Dollar)」として知られる50セント硬貨です。彫刻家アドルフ・A・ワインマン(Adolph A. Weinman)によってデザインされたこの硬貨は、米国の硬貨史上初めて、自由の女神の全身像を表側に採用した記念碑的なコインとして高く評価されています。
1936年ウォーキング・リバティ・ハーフダラーの基本スペック
このハーフダラーは90%の銀と10%の銅の合金で鋳造されており、重量は12.5グラム、直径は30.6ミリメートルです。美しい意匠と高い銀含有率により、収集家だけでなくシルバー投資の観点からも人気のある銘柄となっています。
価値を左右する要素:状態・希少性・市場需要
1936年ウォーキング・リバティ・ハーフダラーの査定額は、保存状態(グレード)、ミントマーク(造幣局マーク)による希少性、そして現在の市場需要によって大きく変動します。
一般的に、状態の良い流通品であればおおよそ10〜15ドル程度の価値があります。ただし、グレードが高いほど、また希少なミントマークを持つものほど、価格は大幅に上昇します。
高額になる具体例
例えば、デンバー造幣局で鋳造された「1936-D」の未使用状態(MS-65)のものは、100ドルを超える価格で取引されることがあります。さらに、傷ひとつない最高グレード(MS-70)に近い保存状態の逸品になると、数百ドル、オークションによっては数千ドルという高値がつくケースもあります。
正確な査定を受けるために
硬貨の市場価値は時期によって変動するため、ここで挙げた金額はあくまで目安です。所蔵されている1936年ウォーキング・リバティ・ハーフダラーの正確な価値を知りたい場合は、信頼できるコインディーラーや貨幣学(ヌミスマティクス)の専門家に鑑定を依頼することをおすすめします。特にPCGSやNGCなどの第三者鑑定機関によるグレーディングを受けると、売却時に適正な価格を得やすくなります。