マグア(Magua)は、アメリカの作家ジェイムズ・フェニモア・クーパーが1826年に発表した歴史小説『ラスト・オブ・ザ・モヒカン(The Last of the Mohicans)』に登場する重要なキャラクターです。
マグアの所属部族は「ハロン族」
マグアはハロン族(Huron、ワイアンドット族とも呼ばれる)の戦士として描かれています。物語の舞台となる1757年のフレンチ・インディアン戦争の時代、ハロン族はフランス軍と同盟を結んでいたことで知られています。
「狡猾な狐」と呼ばれた復讐者
マグアは作中で「ル・ラナール・スュティル(Le Renard Subtil/狡猾な狐)」というあだ名でも呼ばれます。かつてイギリス軍のマンロー大佐から鞭打ちの刑を受けた過去を持ち、その屈辱への復讐心が物語全体を動かす原動力となっています。彼は大佐の娘たちコーラとアリスを狙い、ホーキアイやウンカスらと対立する、本作最大の敵役(アンタゴニスト)です。
映像作品でのマグア
1992年の映画版『ラスト・オブ・ザ・モヒカン』では、俳優ウェス・ステューディがマグアを演じ、その威圧感ある演技で高い評価を受けました。この映画化により、マグアはアメリカ文学史上最も記憶に残るネイティブ・アメリカンのキャラクターの一人となっています。