1843年に鋳造された銅製ペニーは、アメリカの貨幣収集(ナミスマティクス)の世界において非常に希少なコインとして知られています。アメリカ貨幣学会(American Numismatic Association)が2019年に発行した「The Pennyman's Guide」によると、その評価額は以下の通りです。
グレード別の評価額一覧
- Good(グッド): 8,000ドル
- Very Good(ベリーグッド): 14,000ドル
- Fine(ファイン): 38,000ドル
- Very Fine(ベリーファイン): 150,000〜190,000ドル以上
- Extremely Fine(エクストリームリー・ファイン): 383,000ドル
- Uncirculated(未使用品): 395,000ドル
グレードの違いが価値を大きく左右する理由
上記の一覧を見ると、保存状態のわずかな違いで評価額が数十倍に跳ね上がることが分かります。これは、コイン収集の世界では「グレード」と呼ばれる保存状態の評価が価値を決める最大の要素だからです。主なグレードの目安は以下の通りです。
Good(グッド)
摩耗がかなり進んでいるものの、主要なデザインや刻印された文字はまだ判読できる状態です。
Very Fine(ベリーファイン)
細部のディテールがしっかりと残っており、ごく軽度の摩耗しか見られない優良な状態です。
Uncirculated(未使用品)
一度も流通せずに大切に保管されてきたコインで、鋳造当時の輝き(ミントラスター)が残る最高ランクの状態です。
正確な査定を受けるために
ただし、収集コインの価値は市場の需給動向や個々のコインのコンディションによって大きく変動します。上記の価格はあくまで参考値であるため、実際に売買や査定を行う前には、必ず他の貨幣学専門書籍や信頼できる価格データベースで最新の相場情報を確認することをお勧めします。可能であれば、PCGSやNGCといった第三者鑑定機関によるグレーディングサービスを利用すると、より正確かつ客観的な評価が得られます。