古代の歴史

ネイティブアメリカンが水を運び、保存するために使った道具とは?

ネイティブアメリカンは、水を運んだり保存したりするために、地域や部族ごとに入手できる素材を活かしたさまざまな容器を使用していました。主なものを以下に紹介します。

土器の壺

粘土を成形し、焼き固めて作られた土器は、壺、鉢、水差しなど多様な形に仕上げられました。特に南西部のプエブロ諸族などでは、精巧な土器文化が発達し、水の貯蔵に欠かせない存在でした。

防水性のかご

葦、イグサ、ヤナギなどの植物繊維を丁寧に編み込んで作られたかごも利用されました。樹脂やピッチ(天然のヤニ)を内側に塗り込むことで防水性を持たせ、水を入れて運ぶことができました。

ひょうたん(ゴード)

カボチャやウリの一種であるひょうたんは、乾燥させて中身を取り除くと、自然な容器として使えました。軽量で持ち運びやすく、水筒として広く重宝されました。

動物の皮袋

動物の皮は水袋としてよく使われました。脚の首の部分や尾をそのまま開口部として利用することで、密閉性の高い水入れを作ることができました。移動の際に便利な携帯用容器でした。

白樺の樹皮の容器

白樺(バーチ)の樹皮はもともと防水性に優れているため、五大湖周辺や森林地帯の部族にとって理想的な材料でした。樹皮を折り曲げて箱型の容器を作り、水を運ぶのに使用しました。

木製の鉢や皿

木を彫って作られた鉢や皿は、温かい飲み物にも冷たい液体にも対応できる万能な容器でした。耐久性があり、日常的な食事や水の保存にも幅広く活用されました。

このように、ネイティブアメリカンは自然環境から得られる素材を巧みに活用し、それぞれの土地の気候や生活様式に合った水の運搬・保存方法を発展させてきました。