1900年から1917年にかけてのアメリカ進歩主義時代において、進歩派(プログレッシブ)の最も重要な目的は、企業や独占企業(トラスト)の持つ権力を抑制することでした。
進歩派が目指した経済・社会改革
19世紀末から20世紀初頭のアメリカにおける進歩派は、政府の役割を拡大し、社会全体の改善を目指すさまざまな改革を支持していました。主な内容は以下のとおりです。
- 政府による経済規制の強化
- 労働条件と社会福祉の改善
- 環境保護の推進
- 民主的な制度の促進
なぜ独占企業の抑制が最重要課題だったのか
この時期、大企業や独占企業は大きな影響力を獲得しながら、ほとんど規制を受けることなく運営されていました。特に独占企業は市場を過度に支配し、次のような形で消費者や労働者に悪影響を及ぼしていると批判されていました。
- 不当に高い価格の設定
- 競争の低下による市場の硬直化
- 劣悪で安全を欠いた労働条件
反トラスト法と連邦規制の強化
こうした背景を受けて、進歩派は健全な競争を促進するための反トラスト立法を提唱し、過度な企業権力を抑えるための規制措置を求めました。これらの取り組みは、産業界・金融機関・大企業に対する連邦政府の規制強化へとつながり、市場への幅広い参入機会、消費者にとってより公正な取引条件、改善された労働環境、そしてバランスの取れた経済成長の実現を目指すものとなりました。