1944年ウォーキング・リバティ・ハーフダラーとは?
1944年に鋳造されたウォーキング・リバティ・ハーフダラー(50セント銀貨)は、アメリカ合衆国の3つの造幣局で製造されました。どの造幣局で作られたかは、硬貨に刻まれたミントマーク(造幣局マーク)によって見分けることができます。
この年代のハーフダラーの場合、ミントマークは表面(オモテ面)の「IN GOD WE TRUST」の文字の下あたりに刻印されています。
造幣局別の発行枚数
- フィラデルフィア造幣局(ミントマークなし):21,600,000枚
- デンバー造幣局(D):11,000,000枚
- サンフランシスコ造幣局(S):17,000,000枚
フィラデルフィア造幣局で鋳造された硬貨にはミントマークが刻まれていないため、「マークがない=フィラデルフィア製」と判断できます。中でもデンバー造幣局製の「1944-D」は発行枚数が最も少なく、収集家の間で注目されています。
1944-S のグレード別評価額
サンフランシスコ造幣局で鋳造された「1944-S」の、保存状態(グレード)別のおおよその市場価値は以下の通りです。
| グレード | 状態の目安 | 評価額(米ドル) |
|---|---|---|
| AG-03 | ほぼ摩耗 | $13 |
| G-04 | 良品 | $15.50 |
| VG-08 | 並品 | $20.50 |
| F-12 | 上品 | $25 |
| VF-20 | 美品 | $33 |
| EF-40 | 準未使用 | $110 |
| AU-50 | 準未使用(上位) | $275 |
| MS-60 | 未使用 | $550 |
| MS-63 | 選抜未使用 | $1,100 |
| MS-65 | ジェム未使用 | $1,950 |
価値を左右するポイント
同じ1944年銘でも、ミントマークの種類と保存状態によって価値は大きく異なります。特にMS-60以上の未使用クラスになると評価額が急激に上がるため、摩耗や傷の少ない硬貨は丁寧に保管することをおすすめします。正確な鑑定を希望する場合は、PCGSやNGCなどの第三者鑑定機関によるグレーディングの利用も検討するとよいでしょう。