古代の歴史

1889年銀貨のワシが逆さまに見えるのはなぜ?実は正しい向きだった

1889年銀貨のワシは実は「逆さま」ではない

1889年に鋳造された銀貨(モーガンダラー)の裏面に描かれたワシについて、「ワシが逆さまになっているのはなぜか」という疑問をよく耳にします。しかし結論から言えば、このワシは決して逆さまではありません。

実際には、1889年銀貨のワシは、1794年に最初の銀ドルが鋳造されて以来、アメリカで製造されてきたすべての銀貨と同じ向きでデザインされています。つまり、これはミスや特殊な変種ではなく、アメリカ合衆国造幣局が一貫して採用してきた標準的な仕様なのです。

なぜ「逆さま」に見えるのか?

多くの人がワシを逆さまだと感じるのは、硬貨の向きに関する「コインローテーション(貨幣回転)」という設計によるものです。アメリカの硬貨では、表面と裏面が180度反転した関係になるように彫刻されています。

そのため、肖像のある面を上にして硬貨を上下方向にひっくり返すと、裏面のワシが逆さまに見えます。しかし、左右にめくるようにすれば、ワシは正しい向きで表示されます。これは、両面が同じ向きになる「メダル式」と呼ばれるヨーロッパの一部の硬貨とは対照的な特徴です。

まとめ

1889年銀貨のワシが逆さまに見えるのは、硬貨の標準的な設計仕様によるものであり、エラーコインや希少なバリエーションではありません。1794年以降に鋳造されたすべてのアメリカ銀貨と同じ向きであり、特別なものではないのです。