インカ族の起源
インカ族は、南米アンデス地方に暮らしていた先住民族です。彼らが築いたインカ帝国は、現在のペルーを中心とし、南北2,000マイル(約3,200キロメートル)以上にわたって広がりました。インカ帝国は、コロンブス到来以前のアメリカ大陸における最大の帝国であり、最盛期には世界有数の規模を誇る帝国の一つでした。
インカ族の起源については、ペルー南部のクスコ周辺、あるいはチチカカ湖地域から移住してきたという説が有力です。13世紀頃にクスコ盆地に定着したインカ族は、周辺の部族を統合しながら勢力を拡大し、やがてアンデス一帯を支配する巨大帝国へと発展していきました。
アステカ族の起源
アステカ族は、中央メキシコに暮らしていた先住民族です。彼らの帝国であるアステカ帝国は、現在のメキシコシティを中心としていました。アステカ帝国は、メソアメリカで最大の帝国であり、その最盛期には世界でも有数の規模を持つ帝国でした。
アステカの中核をなしたのは「メシカ」と呼ばれる民族で、伝承によれば北方の伝説の地「アストラン」から移住してきたとされています。14世紀にはテスココ湖の島に首都テノチティトランを建設し、この都市を拠点として急速に勢力を広げました。
まとめ
インカ族は南米アンデス地方を、アステカ族は中央メキシコをそれぞれの故郷として発展しました。両者とも、小さな集団から出発しながら、優れた組織力と軍事力、そして高度な文明を築き上げ、巨大帝国へと成長を遂げた点で共通しています。