三角貿易において奴隷たちの抵抗は奴隷船(船内)で起こりました。これがこの問題の正解です。
三角貿易とは何か
三角貿易とは、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ大陸を結んだ交易路のことです。アメリカ大陸ではプランテーション(農園)での労働力としてアフリカ人奴隷への需要が高まっており、これが三角貿易を推進する大きな原動力となりました。
三角貿易の流れは、おおむね次のように構成されていました。
- アフリカからアメリカ大陸へ奴隷を輸送する
- アメリカ大陸で奴隷を砂糖や綿花などの商品と交換する
- それらの商品をヨーロッパへ持ち帰る
奴隷たちの抵抗はどの場面で見られたか
実は、奴隷たちの抵抗は三角貿易のあらゆる段階で発生していました。
アフリカでの捕獲・売却への抵抗
まず、アフリカにおいて、奴隷たちは捕らえられ、奴隷として売られること自体に抵抗しました。逃走や武装蜂起など、捕獲に対する抗いは各地で見られました。
奴隷船内での抵抗
そして最も象徴的なのが、奴隷船内での抵抗です。奴隷船の船倉は極めて過密で、不衛生な環境でした。劣悪な航海条件に耐えかねた奴隷たちは、反乱を起こしたり、脱出を試みたりすることがありました。ただし、これらの脱出の試みは、厳重な監視のもとで行われることが多く、成功するケースはごくわずかでした。
まとめ
三角貿易における奴隷の抵抗は、アフリカでの捕獲段階から、奴隷船での輸送中、そしてアメリカ大陸のプランテーションに至るまで広範囲にわたって存在しました。その中でも、特に問いの答えとなるのは「奴隷船の上(船内)」です。過酷な中間航路(ミドル・パッセージ)における抵抗は、奴隷制度の残酷さと、それに立ち向かった人々の意志を今に伝えています。