古代の歴史

サットン・プレイス(ギルフォード)の歴史とは?16世紀から現代までの変遷を徹底解説

サットン・プレイスの歴史

イングランド南東部、サリー州ギルフォードに佇むサットン・プレイス。その歴史は16世紀にまでさかのぼる、由緒あるカントリーハウスです。

起源:ヘンリー8世とラルフ・サドラー卿

1525年、国王ヘンリー8世は、現在サットン・プレイスが建つ土地を、外交官兼政府高官であったラルフ・サドラー卿に下賜しました。サドラーはこの地に荘園邸宅(マナー・ハウス)を築きますが、その際、1536年に解散令により取り壊された近くのウェイヴァレー修道院から建材の一部を流用したと伝えられています。

所有者の変遷と大改修

その後、この邸宅はオンスロー家(オンスロー伯爵家)やノーサンバーランド公爵といった、数々の名門・富裕層の手へと受け継がれていきました。18世紀に入ると、当時を代表する建築家ジェームズ・ワイアットの手により、邸宅は優雅な新古典主義様式へと改修されています。

近代における多彩な活用

19世紀のサットン・プレイスは、私邸としてだけでなく、女子校や療養施設など、時代ごとにさまざまな用途で活用されました。そして1939年、サリー大学がこの館を取得。以降、学生寮や会議施設など、学術目的の拠点として長年利用されてきました。

現在のサットン・プレイス

今日、サットン・プレイスは英国文化財の最高等級である「グレードI指定建造物」に認定され、人気の観光名所となっています。館内は一般公開されており、訪問者はグレート・ホール(大広間)、ロング・ギャラリー、タペストリー・ルームなど、趣のある多くの部屋を見学しながら、その深い歴史に触れることができます。

ガートルード・ジェキル設計の美しい庭園

歴史的価値のみならず、サットン・プレイスを有名にしているのが美しい庭園です。12エーカー(約4.8ヘクタール)を超える敷地には、英国を代表する造園家ガートルード・ジェキルが手掛けた庭園が広がり、四季折々の草花や植物、そして数多くの彫刻が訪れる人々を魅了しています。