私たちが今日使っているフォーク(食事用のフォーク)の起源は、紀元4世紀のビザンツ帝国(東ローマ帝国)にさかのぼります。ただし、当時は上流階級のごく一部の人々しか使わない、珍しい食器でした。
イタリアでの普及
フォークがビザンツ帝国以外の地域で広く使われるようになったのは、11世紀のイタリアになってからです。特にヴェネツィアでは、ビザンツ出身の王女が婚礼の際にフォークを持参したことがきっかけとなり、貴族の間で少しずつ浸透していったと伝えられています。
ヨーロッパ全土への広がり
その後もフォークの普及には長い時間がかかりました。16世紀には、イタリア出身のカトリーヌ・ド・メディシスがフランス王室に嫁いだ際にフォークを持ち込み、フランスの宮廷で使われるようになりました。イギリスでは17世紀から18世紀にかけて、ようやく一般の人々にも広まりました。
まとめ
つまり、フォークの歴史は約1600年以上前に始まったことになります。とはいえ、現在のように世界中の食卓で当たり前の存在となったのは、実はごく最近のことなのです。