ジュラ紀の地形はどのようなものだったのか?
約2億年前から約1億4500万年前にかけて続いたジュラ紀は、地球の地形が大きく変貌した時代です。ここでは、ジュラ紀における主要な地形と、それらを形づくった営力について詳しく解説します。
超大陸パンゲアの分裂
ジュラ紀には、パンゲアと呼ばれる超大陸が存在していました。ジュラ紀に入るとパンゲアは分裂を開始し、北側のローラシア大陸と南側のゴンドワナ大陸へと徐々に分かれていきます。ただし、この分裂プロセスが完了したのは、その後の時代である白亜紀になってからでした。
山脈の形成
古生代に形成されたアパラチア山パラチア山脈は、ジュラ紀においてもなお存在していました。一方、ロッキー山脈はジュラ紀に形成が始まった比較的新しい山脈であり、この時代の造山運動の活発さを物語っています。
台地と渓谷
コロラド高原では、ジュラ紀に広範囲にわたる堆積作用が進み、高原を構成する地層の多くがこの時代に形成されました。なお、グランドキャニオンのような壮大な峡谷そのものは、より新しい時代の浸食作用によって刻まれたものですが、その土台となる地層群はジュラ紀を含む長い地質時代にわたって積み重なったものです。
砂漠の広がり
ジュラ紀には、大陸の内陸部を中心に大規模な砂漠(エルグ)が広がっていました。北米西部に分布するナバホ砂岩などは、当時の巨大な砂漠の名残とされています。サハラ地域においても、乾燥した気候のもとで砂丘が発達しました。
地形を形づくった三つの営力
ジュラ紀の地形は、以下のような地質学的プロセスによって形づくられました。
- プレートテクトニクス: 地球のプレートの移動が、山脈や裂け目(リフト)、盆地などの形成を引き起こしました。
- 浸食作用: 風や水による浸食が、峡谷や台地の原型を作り出しました。
- 火山活動: 大規模な火山噴火が山地や溶岩台地を形成しました。
地形と生態系のかかわり
こうした多様な地形は、ジュラ紀の植物や動物にさまざまな生息環境を提供しました。温暖で湿潤な気候と豊かな植生に適応した生物たち、とりわけ大型の恐竜たちが、この時代に大きく繁栄していったのです。