古代の歴史

モヒカン族はテントに住んでいたのか?その答えと本当の住まいとは

答え:いいえ、テントには住んでいません

モヒカン族がテントのような住居で暮らしていたというのは、よくある誤解です。結論から言うと、モヒカン族(およびモホーク族など北東部の先住民族)は、ティピーと呼ばれる円錐形のテントには住んでいませんでした。

ティピーを使っていたのはグレートプレーンズの部族

ティピーを主な住居として使用していたのは、アメリカ中部のグレートプレーンズ(大平原)に暮らす先住民族です。ラコタ族やシャイアン族、コマンチェ族など、バッファローを追って移動する遊牧生活を送る部族たちが、組み立てと撤去が簡単なティピーを好んで利用していました。

モヒカン族・モホーク族の住まいは「ロングハウス」

一方、北東部に定住していたモヒカン族やモホーク族の伝統的な住まいは、「ロングハウス」と呼ばれる細長い建物でした。ロングハウスは木材の骨組みに樹皮を張って作られ、ひとつの建物に複数の家族が共同で暮らすスタイルが一般的でした。特にモホーク族は、イロコイ連邦(ホーデノショーニー)の加盟部族として、ロングハウス文化との深い結びつきで知られています。

また、狩猟や漁労などで一時的に移動する際には、ドーム型の「ウィグワム」と呼ばれる仮設住居を使うこともありましたが、これもプレーンズ式のティピーとはまったく異なるものです。

まとめ

モヒカン族がテントに住んでいたというのは誤りです。ティピーは大平原の遊牧民部族のものであり、北東部のモヒカン族やモホーク族は、樹皮葺きのロングハウスで暮らす定住民でした。部族ごとの住居の違いを知ることで、先住民族の多様な文化への理解が深まります。