古代の歴史

ジェームスタウン初期の入植者たちはどんな住まいで暮らしていたのか

アメリカ史上初の恒久的なイギリス人植民地として知られるジェームスタウン(1607年創設)では、最初に到着した入植者たちの生活環境は非常に質素なものでした。

当初の住居:テントでの生活

植民地が始まったばかりの頃、入植者たちには本格的な家を建てる時間も資材もなく、多くの人々は持ち込んだテントの中で暮らしていました。バージニアの厳しい気候や蚊の多い湿地帯の環境の中で、テント暮らしは快適とは言えないものでした。

より恒久的な住居への移行

その後、入植者たちは現地で調達できる自然素材を活かし、徐々により丈夫な建造物を建てるようになりました。

  • 木造の小屋:周辺の森から切り出した木材を使って建てられた、簡素ながら実用的なログキャビン風の住居です。
  • 枝編み壁(ワトル・アンド・ドーブ):木の枝を組み合わせて骨格を作り、泥や粘土を塗り固めた壁を持つ、ヨーロッパで古くから使われてきた工法による建物です。
  • 藁葺き屋根:手に入りやすい草や藁を屋根材とした、当時としては一般的な屋根でした。

要塞化された集落「ジェームズ・フォート」

また、入植者たちは安全確保のため、三角形状に丸太を打ち並べた柵(パリセード)で囲まれた要塞「ジェームズ・フォート」を築きました。柵の内側には上記のような木造建築が立ち並び、教会、倉庫、兵舎なども設けられていました。

このように、ジェームスタウンの人々の住環境は、テントという仮設的なものから、地元の木材や土といった自然の恵みを利用した恒久的な建築物へと段階的に発展していったのです。