アレクサンダー大王とフリーメイソンの関係はあるのか?
マケドニアの征服王として知られるアレクサンダー大王が、フリーメイソン(自由石工組合)のメンバーであったことを示す歴史的な証拠は一切存在しません。この説は事実に基づかないものです。
フリーメイソンの誕生は18世紀
フリーメイソンは、17世紀末から18世紀初頭にかけてイギリスで組織化された友愛団体です。一般に、1717年にロンドンで最初のグランドロッジ(大ロッジ)が設立されたことが近代フリーメイソンの始まりとされています。つまり、アレクサンダー大王が活躍した紀元前4世紀とは、実に2000年以上の時差があるのです。
なぜ混同されるのか
フリーメイソンは、ソロモン神殿の建築や古代の石工職人たちの伝統に由来を求める象徴や伝説を数多く用いています。こうした「古代への言及」が、アレクサンダー大王をはじめとする歴史上の偉人との関連を想像させる一因となっているようです。しかし、これらはあくまで組織内の象徴的な物語であり、史実としての直接的なつながりは確認されていません。
まとめ
アレクサンダー大王がフリーメイソンだったという主張には、いかなる歴史的根拠もありません。フリーメイソンは1700年代に成立した比較的新しい友愛組織であり、古代世界やアレクサンダー大王との直接的な歴史的関係は存在しないのです。