古代の歴史

ハトシェプスト女王はエジプトのどこに住んでいたのか?

古代エジプト史上まれな女性ファラオとして知られるハトシェプスト女王は、主にテーベ(Thebes)と呼ばれる都市で暮らしていました。テーベは現在のエジプト、ナイル川東岸の街ルクソール(Luxor)にあたる場所です。

ハトシェプストとテーベの関係

ハトシェプストは紀元前15世紀頃、第18王朝の時代にエジプトを統治しました。当時のテーベは新王国時代における政治と宗教の中心地であり、アメン神を祀る壮大な神殿群が立ち並ぶ、エジプトで最も栄えた都市の一つでした。

葬祭殿「デイル・エル・バハリ」

テーベ西岸の断崖のふもとには、ハトシェプストが自らのために建設させた壮大な葬祭殿があります。「デイル・エル・バハリ」と呼ばれるこの神殿は、三段のテラスからなる独特で美しい構造を持ち、現在でも世界有数の観光名所として多くの人々を魅了しています。

カルナック神殿への貢献

また、ナイル川東岸には巨大なカルナック神殿複合体があり、ハトシェプストはここに高さ約30メートルのオベリスク(方尖塔)を建立するなど、テーベの宗教的中心地の発展にも力を注ぎました。

まとめ

ハトシェプスト女王が住んでいたのは、現在のルクソールにあたる古代都市テーベです。彼女が残した葬祭殿やオベリスクは今も同地に佇み、この偉大な女性支配者の功績を後世に伝えています。