答えは「年季奉公人(インデンチャード・サーヴァント)」
植民地時代のアメリカにおいて、この言葉が指していたのは年季奉公人(indentured servants)です。彼らは、アメリカへの渡航費用と引き換えに、一定期間(通常は7年間)労働することを約束した契約を結んだ人々でした。
年季奉公人の仕組み
17〜18世紀のイギリス植民地では、貧しい労働者や借金を抱えた人々、新しい人生を求める移民たちが、船賃や生活費を提供してもらう代わりに、決められた年数の間、雇い主のもとで働く契約を交わして大西洋を渡りました。この制度は、労働力不足に悩む植民地側にとって重要な労働供給源となっていました。
奴隷との違い
年季奉公人は奴隷ではありません。奴隷と異なり、彼らには契約期間という期限があり、勤務年数を満たせば自由の身になることができました。しかし一方で、奉公期間中は自由民と同じ権利を持っておらず、雇い主による厳しい監督や制限の下で暮らさなければなりませんでした。
このように、年季奉公人は「自由への道が約束されていた点で奴隷とは異なるものの、期間中は自由民並みの権利を持たない」という、植民地社会特有の存在だったのです。