古代の歴史

シェイクスピアの時代のアルファベットは24文字?JとUが存在しなかった理由

シェイクスピアの時代のアルファベットは24文字だけ

シェイクスピアが活躍したエリザベス朝時代のイングランドでは、アルファベットは現在のような26文字ではなく、わずか24文字しか存在しませんでした。当時の字母の並びは次のとおりです。

A・B・C・D・E・F・G・H・I・K・L・M・N・O・P・Q・R・S・T・V・W・X・Y・Z

お気づきのとおり、現代のアルファベットから「J」と「U」が欠けています。

JとUが存在しなかった理由

当時は「I」と「J」、「U」と「V」がそれぞれ同じ文字として扱われていたためです。「J」は「I」の装飾的な変体にすぎず、独立した文字として定着したのは17世紀以降のことでした。同様に「U」も「V」の字形変化の一つであり、位置や文脈によって使い分けられる程度の扱いでした。

そのため、シェイクスピアの戯曲をまとめた初版本「ファースト・フォリオ(1623年)」などの当時の文献には、「ジュリエット(Juliet)」が「Iuliet」、「much」が「mvch」のように表記されている箇所が実際に見られます。

まとめ

シェイクスピアが使っていたアルファベットは、JとUを除く24文字でした。私たちが馴染んでいる26文字の体系が確立するのは、彼の死後しばらく経ってからのことなのです。