古代の歴史

中世にも「キラキラ」は存在した?金銀箔が彩った華やかな装飾文化

答えはイエスです。実は中世の人々も、現代の私たちと同じように、きらめきを愛でていました。時代を超えて「輝き」を求める感性は、私たちの文化に深く根付いているのです。

グリッター(ラメ)とは何か

現代でよく知られているグリッター(ラメ)は、金属やプラスチックのごく小さな片から作られています。光を反射して煌めくこの微細な粒子は、化粧品や工芸品、衣装など、幅広い場面で使われています。

中世の「グリッター」=金銀箔

では、プラスチックの存在しなかった中世では、どんなものが輝きの源だったのでしょうか。その答えが金箔と銀箔です。職人たちは金や銀を丹念に打ち延ばし、紙のように薄い金属のシートを作り上げました。さらにそれらを細かく切り分けることで、装飾に使える輝く素材へと仕上げたのです。

何を飾っていたのか?

こうして生み出された金銀の小片は、当時の貴重な品々を飾るために活用されました。

  • 写本: 聖書や祈祷書などの挿絵や頭文字に施され、神聖な輝きを表現しました。
  • 絵画: 宗教画などに輝きを添え、見る者の心を惹きつける視覚的効果を生み出しました。
  • 衣服: 貴族や聖職者の身なりに取り入れられ、権威と富の象徴となりました。

まとめ:時代を超える「輝き」への憧れ

中世の人々にとって、金銀箔のきらめきは単なる飾りではなく、信仰や権力、美しさを表す大切な表現手段でした。素材こそ現代のグリッターとは異なりますが、「輝きを楽しみたい」という思いは、まったく変わらず受け継がれていると言えるでしょう。