古代の歴史

古代オリンピックは何と呼ばれていた?その名前の由来と歴史

古代におけるオリンピックの呼び名

現在私たちが「オリンピック」と呼んでいる競技大会は、古代においては「オリンピア競技会(Olympic Games)」、あるいは単に「オリンピア(Olympia)」と呼ばれていました。

この名称は、ギリシャ神話の最高神であるゼウスに捧げるために、古代ギリシャの聖地オリンピアにちなんで付けられたものです。競技会はゼウスへの奉納行事として開催され、宗教的な色彩が非常に強いものでした。

オリンピアという聖地について

オリンピアは、ギリシャ南部のペロポネソス半島の西部、エリス(Elis)地方に位置しています。この地域は歴史的にエレイア人(Eleans)の故郷であり、彼らが大会の運営を担っていました。

オリンピアにはゼウスを祀る壮大な神殿が建てられ、その一帯は全ギリシャから見ても特別な宗教的聖地として崇められていました。かつて世界七不思議の一つに数えられたゼウス像も、ここオリンピアの神殿内に安置されていたことで知られています。

古代オリンピックの始まり

古代オリンピックの起源は一般に紀元前776年とされ、4年ごとに開催されるようになりました。大会の期間中は都市間の争いが停止される「オリンピック休戦(エケケイリア)」が宣言され、多くの人々が安全に聖地へと集まったといわれています。

こうした伝統は1000年以上にわたって受け継がれましたが、ローマ帝国によるキリスト教の国教化に伴い、紀元後393年頃に廃止されました。現在の近代オリンピックは、1896年にアテネで復活したものです。