古代の歴史

チャールズ・アップハムの子供時代:冒険と自然に育まれた少年期

ニュージーランド史上唯一、ヴィクトリア十字章を2度受章した軍人として知られるチャールズ・アップハム(Charles Hazlitt Upham)。その卓越した勇気と謙虚な人柄は、幼少期の環境と家庭での教育によって形作られたと言われています。本記事では、彼の子供時代に焦点を当て、冒険心あふれる少年期の姿を掘り下げて紹介します。

家庭環境と生い立ち

チャールズ・ヘイズリット・アップハムは1908年9月21日、ニュージーランド南島のクライストチャーチに生まれました。父ジョン・ヘイズリット・アップハムは弁護士として成功を収めており、一家は中流階級の安定した暮らしを送っていました。きょうだいにも恵まれ、温かくも規律ある家庭の中で成長しました。

好奇心を育んだ両親の教育

両親は子どもたちの好奇心を尊重し、自然の中で探検することや、自分の興味を熱意をもって追求することを積極的に奨励していました。母親は特に読書好きで、文学への親しみを子どもたちに植え付けました。こうした自由で開放的な教育方針が、アップハムの冒険精神と自立心を育む土台となったのです。

アウトドアへの情熱

幼い頃からアップハムは野外活動をこよなく愛しました。自宅周辺の田園地帯を探検しては、鳥や昆虫を観察し、釣りやハイキング、キャンプなどを楽しんでいました。ニュージーランドの雄大な自然に囲まれて育った経験は、彼の体力と忍耐力、そして荒野への深い親しみを培いました。

学業とスポーツでの活躍

アップハムは名門男子校であるクライストチャーチのクライスツ・カレッジ(Christ's College)に進学しました。学業では優秀な成績を収めると同時に、ラグビーをはじめとするスポーツにも打ち込みました。チームスポーツを通じて培われた規律と協調性は、後の軍隊生活において大きな財産となることになります。

農業への道とさらなる鍛錬

学校卒業後、アップハムは農業に関心を抱き、リンカーン大学の前身であるカンタベリー農業大学で学びました。卒業後は牧羊者として働き始め、やがて農場管理者へと昇進します。南島の過酷な屋外労働の日々は、彼を肉体的にも精神的にも一層鍛え上げました。

軍事への関心

学生時代から地域の予備役部隊(テリトリアル・フォース)に所属していたアップハムは、ニュージーランドの防衛に対する強い意識を持つようになりました。この経験こそが、第二次世界大戦が勃発した際に志願兵として入隊する決断へとつながっていきます。

生涯変わらぬ家族との絆

アップハムは生涯を通じて家族との絆を大切にしました。両親やきょうだいたちは、子ども時代だけでなく、後に戦場へ赴くことになる彼にとっても、揺るぎない心の支えであり続けました。

まとめ

チャールズ・アップハムの子供時代は、冒険と探検、そして強い家族の絆に満ちたものでした。ニュージーランドの大自然の中で培った体力・忍耐力・リーダーシップは、後に彼を伝説的な英雄へと導く原動力となったのです。