ヘイスティングスの戦いとは?
ヘイスティングスの戦いは、1066年10月14日にイングランド南東部イースト・サセックス州のバトル近郊で行われた、中世ヨーロッパ史における決定的な戦いです。この戦いでは、ノルマンディー公ギヨーム2世(後のウィリアム征服王)率いるノルマン軍が、アングロサクソン王ハロルド2世の軍勢を打ち破りました。
この勝利によりノルマン・コンクエスト(ノルマン人のイングランド征服)が実現し、約300年続いたアングロサクソン王朝の支配はここに終わりを告げました。イングランドの歴史、言語、文化に多大な影響を与えた転換点として知られています。
ノルマン・コンクエストを描いたものは何?
ノルマン人のイングランド征服の様子を伝えるものとして最も有名なのが、「バイユー・タペストリー(ラ・タピスリー・ド・バイユー)」です。
バイユー・タペストリーとは
バイユー・タペストリーは、ノルマン・コンクエストに至るまでの一連の出来事とヘイスティングスの戦いの様子を刺繍で描いた長さ約70メートルにおよぶ布地の作品です。11世紀に制作されたと考えられており、当時の衣装、武器、船、城などの様子を細やかに記録した貴重な資料となっています。
この作品は中世で最も重要な歴史的遺物の一つとされており、その歴史的価値からフランスの世界遺産にも登録されています。現在はフランス・ノルマンディー地方のバイユー市にある専用博物館で公開されています。